2008年12月11日

食わず嫌い、食わず好き

一年か二年くらい前に、新聞だったか雑誌だったかで読んだイタリアの話です。

ご多分に漏れず移民の増加しているイタリアの小学校の給食で、いろんな移民の出身国のレシピを採りいれようという試みがありました。今日はアフリカのA国の伝統料理、明日はB国でポピュラーな家庭料理・・・とかいう具合に。もちろんイタリア料理の日もちゃんとあるのですが、この試みを始めたら、ともかくイタリアに先祖代々住んでおられる方々のブーイングがすごかったとか。
こんなもの食べられないと泣き出す子供、こんなものを食べさせるなんてと怒り出す親。

日本だったら、泣き出す子供もいるかもしれないけれど、もうちょっと違う展開になったのではと想像します。
ひょっとしたら、珍しい外国料理を給食で食べれるなんて、なんてウラヤマシイ!と子供を羨む親も出てくるかも。

家庭菜園一年生で、こんな野菜見たことない、食べてみたい、とトマティーヨだのパースニップだのレア物の野菜の種を買い込んできて、オットに呆れられた管理人ですが、未知のものを食べてみたいというのは自然な感情と思い込んでいたところで、ふっとこの話を思い出しました。

そしてイタリアの話と前後して読んだ本には、日本人は食べたことのないものを食べたがるが、これは世界的に見ると稀な特質であるというようなことが書かれてて、ほおお、そうなの!?とびっくりしたことがあります。(西丸震哉「食生態学入門 (1981年) (角川選書〈125〉)」)。

なにせフランス料理が流行ったかと思うと、次はイタリア料理、そしてその次にはエスニック料理が巷に溢れる日本です。どこへ行ってもティラミスだった時期が終ると、今度はパンナコッタの流行がフィリピンの農家を翻弄させます。
次はどこの国のどういう料理、どういうお菓子を流行らせようかと画策に余念の無い方々もいらっしゃるかもしれません。
それもこれも日本人が食わず好きなせい?
イタリアだったら、こんなことありえない?

「食わず好き」という言葉がほんとに存在するかどうかは知りませんが、未知の食べ物を食べる前から嫌う「食わず嫌い」に対して、未知の食べ物を経験する前から食べたがるという意味ではそういう言葉があってもいいように思います。
(ちなみに「食生態学入門 (1981年) (角川選書〈125〉)」では「食べず好き」という言葉が使われていました)

生物学的に見れば「食わず嫌い」は保守的な安全路線です。あやまって道端の毒草を食べて死んじゃう確率の低い人たちです。
逆に「食わず好き」は冒険的なタイプです。あやまって毒草を食べて死ぬ人もいるかもしれませんが、飢饉の時になまこを食べて生き延びることができるかもしれません。
どちらがいいとかそういう話ではなく、この両方が適度な割合でいることが種の存続に不可欠なのかもしれません。
でも民族的に見るとばらつきがある。
日本では冒険的な食わず好きが多く、ヨーロッパでは保守的な食わず嫌いが多いということになるのでしょうか(そういえばヨーロッパに新大陸からジャガイモが持ち込まれた時もその普及には困難が伴ったそうですね。そんなわけのわからんもん食いとうない、という一般農民の抵抗で)。

日本人がとりわけ食わず好きなのはなんでなんでしょうね?
島国ということが関係してる?
歴史的な事情?
それとももーっと深くDNAの奥底に根ざした要因がある?

興味をひかれますが、簡単に推測がつく問題でも無さそうです。

でも、まあ、とにかく、ワタクシがトマティーヨだのパースニップだのの種を買ってきたっていうのは、ひょっとしたら飢饉が来ても生き延びれる素質があるかもしれないってことね(毒草を食べて死ぬとは考えない楽観的な管理人・・・)。

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posted by WCR管理人 at 14:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 食文化
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