2009年06月12日

Geophagy(ジオファジー)という言葉をご存知ですか?

ウィキクックレシピ(WikiCookRecipe)、管理人の今月のテーマは「土を食べる」。
この土を食べる食文化について調べていくうちにGeophagy(ジオファジー)という言葉にぶつかりました。

Geophagy というのは、土を食べることを指します。
土食とも言います。土食いだとか土食症だとかの訳もあるようです。
虫を食べることを昆虫食と言うような感じですね。

この単語を頼りに欧米の土食記述を手元の文献で調べてみました。

まず、Harold McGee「On Food And Cooking: The Science and Lore of the Kitchen

この本はどちらかというと身近なよく知ってる食べもののとその調理を科学的な視点から見るという側面の強い本ですから、案の定 Geophagy に関することは全く載っていませんでした(現代アメリカの食文化を基盤にしているため、昆虫食材も載ってなかったので予想はしていましたが)。

お次は古い「ラルース料理百科事典〈3〉CUI~HAR (1979年)」。
この本には「Geophage」(ジェオファージュ、土食い人)という項目があります。

「Geophage」には、大きく三つの例が紹介されています。

・精神錯乱のためか、食料欠乏のためか、理由は不明だが、アメリカ・インディアンの中には、粘土を食べる人種がいる。この粘土には栄養はなく、ただ空腹をまぎらわすためだけにしかすぎない。

・アジア、アフリカ、アメリカの諸地方には一族全員で粘土を食べる土食い人種がいる。黄色人種に多いようだが、他の未開民族にも見られる。ギアナ、シベリア、ベネズエラ、ニューカレドニア、カメルーンなどさまざまな地域に見られる。

・ジャワ島、スマトラ島では、粘土を調理してご馳走として食べる。異物を取り除いた粘土に水を加えて生地を作り、薄い板状にして、鉄鍋に入れて、炭火で焼く。

おそらく現代の知識から見ると、かなり偏った見方が含まれているのでしょうが、それでも現在でも土食の文献が殆ど見当たらない日本に比べて、この情報量!
ン十年前の古いラルースに、正直これだけの記述があるとは夢にも思っていませんでした。

ン十年前のフランス人がジェオファージュに困惑したように、現代の日本人もジェオファージュというものをどう捉えてよいのか分からない、というのが本当のところだと思います。

なぜ、土を食べる人たちがいるのか?
なんのために?
ラルースに書かれているように精神錯乱のせいなのか?
あるいは空腹をまぎらわすためなのか?
それとも他になにか理由があるのだろうか?

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posted by WCR管理人 at 08:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 食文化
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