今回モロヘイヤの食材情報をアップするにあたり、いろいろ調べていましたら、モロヘイヤの別名というか和名がいくつか浮上してきました。
大久保増太郎「日本の野菜―産地から食卓へ (中公新書)
・シマツナソ(縞綱麻)
・タイワンツナソ(台湾綱麻)
吉田よし子「からだにやさしい野菜物語 (幻冬舎文庫)
・ナガミツナソ(長実綱麻)
が、モロヘイヤの和名として挙げられています。
モロヘイヤはシナノキ科。
シナノキ科の植物には有名なところでは菩提樹なんてのがありますが、他にツナソ(綱麻)という植物があります。
ツナソは漢名を黄麻と言い、茎から丈夫な繊維が採れ、この繊維のことをジュートと呼びます。
ツナソだの黄麻だのは聞いたことがなくても、ジュートで編んだ穀物袋・・・なんてのは耳にされたことがある方も多いかと思います。
実はモロヘイヤも茎から丈夫な繊維が採れます。そういう意味でこのツナソの近縁なんですね。
モロヘイヤが食用として日本で広がり始めたのは1980年代になってからと言われていますが、実は戦前に繊維を採る目的でモロヘイヤが国内で栽培されていたことがあるのだそうです。
手元の「牧野新日本植物図鑑
ところがここではシマツナソとタイワンツナソは別種として掲載されています。
シマツナソの学名は Corchorus aestuans L.
タイワンツナソの学名は Corchorus olitorius L.
(ちなみにモロヘイヤの学名は Corchorus olitorius)
あれれ???
なんとなく、モロヘイヤって「牧野新日本植物図鑑
シマツナソはモロヘイヤじゃない?
さらにシマツナソの説明を見ると、
(果実の)稜の先端はくちばし状になっていて、果実の先端が3〜4裂してみえる。
とあります。
挿絵の実の先端も確かにクチナシの実のように先っぽが裂けたようになっています。
うちの家庭菜園のモロヘイヤの実はこんなんじゃなかった!
試しにネット検索でモロヘイヤの果実の写真をいくつか調べてみましたが、どれも先端は丸くなっています。
ネット検索で荒っぽく見る限りモロヘイヤの和名はシマツナソ、というのはかなり定着した事実のようになっていますが、
実は違う!
のかな?
それとも牧野の記述から、植物界でなにか変更があった
のかな?
シロートの私には分かりません。どこで確認すればいいのかも分かりません。
詳細をご存知の方がいらっしゃいましたら、是非教えて下さい。
一応、モロヘイヤの別名からは(最初は入れるつもりだったけど)「シマツナソ」ははずしました。
はずしたいきさつについても
モロヘイヤに関するコメント
に書いておきました。
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