2009年12月25日

緑のお米、緑の小麦

最近、忙しくて本を読む時間が殆どありません。

こんな時に、電車に乗る機会があったり(滅多にないことなんだけど)、医者に行く機会があったり(滅多にないことなんだが)すると、貴重な読書時間をゲットできます。
色の溢れた空間にぽっかりと浮かんだ水色の玉のような時間。
読みかけの本(これがまた何冊もある)の中断箇所(栞を使ってないことが多く、どこか探し出すのに時間がかかる・・・ああ、もったいない)から、待望の楽しみが始まります。

昨日のクリスマス・イブの日にも、その滅多にない機会がありました。

歯医者の予約がはいってたんです。

クリスマス・イブにねえ、歯医者なんぞ行きたくはないんですが・・・。
(いや、クリスマス・イブじゃなくったって行きたくはないんですが)
虫歯もない、歯肉も二重丸のこの私がなんでクリスマス・イブに歯医者に行かねばならんのだ?とも思うんですが、そこはそれ、人生いろいろあるんです。
仕方がないから、ささやかな待ち時間のお楽しみで埋めあわせます。

この日、持っていった本は、

吉田よし子「香辛料の民族学―カレーの木とワサビの木 (中公新書)

食べることが好きで、食べられる植物に興味津々の私のような人間にとっては、非常に面白い本です。
もうずいぶん前に手に入れたのですが、道半ば。
電車に乗ったり、医者に行ったりするたびに少しずつ読みすすめているのですが、読み終わるまでに何年かかるか?

毎回読むたびに、今まで別々の知識としてあったAというものとBというものの間に、へえ、そうなんだ、そういう関係があったんだ!?というような発見が多く、心揺さぶられます。

今回読んだ中では、香辛料の話ではありませんが、お米の話にひっかかりました。

アジアには米を未熟なうちに刈り取って、加工する文化があるという話です。
なぜこんな加工がされていたかというと、むかしむか〜しのお米っていうのは、熟すると穂から籾粒が落ちてしまったんだそうです。今のように熟しても籾が穂から落ちないのは、品種改良を重ねたおかげなんだとか。
だからむかしむか〜しは、お米っていうのはちょっと未熟な状態で刈り取るしかなかった。そのままだと水分が多くて保存に向かないから、籾つきのまま煎って水分を飛ばしてしまう。さらに煎って加熱することでアルファ化されたでんぷんがやわらかいうちに臼で搗いてやると、籾がはずれ、中の米粒がつぶれて平らになってさらに乾きやすくなる。これを乾かして保存する。
というものなんだそうです。
インドではチューラと呼ばれ、フィリピンではピニピッグと呼ばれているそうです。

これを読んで、そういえば小麦でも同じような話があった・・・と思い出しました。
過去記事「緑の小麦を食べる」でも紹介しましたように、トルコのフィリグ(Firig)、アラブのフリッケ(Frikke)、ドイツの、スペルト小麦から作るグリュンケルンなどの未熟小麦の加工品があります。
どれも小麦の粒を、籾ごと煎る、焼くなどしています。
グリュンケルンは、さらに粗挽きにしているわけですから、まさにインドのチューラ、フィリピンのピニピッグの小麦版と言えましょう。

どうして、こんな食べ方が定着したのか?
不思議に思っていましたが、お米と同様、小麦もむかしむか〜しは、熟すると穂から粒が落っこちゃうとかあったんでしょうか?
あっても不思議なさそうな気がします。
いや、きっとあったんじゃないかな?なんて勝手に確信しかけてしまいます、なんの根拠もないのに。

などと、読みながら、頭の中に妄想が走るわけなんです。
読書は妄想を刺激するんです。
人生には適度な刺激が必要なんです。

って考えると、歯医者の予約は、天から与えられたささやかなクリスマスプレゼントだったのか?
(でも、基本的には歯医者なんぞ行きたくないんですけどね)

ウィキクックレシピ(WikiCookRecipe)−みんなのレシピ みんなで料理−は、みんなで食材情報やレシピを投稿したり、閲覧したりするサイトです。ユーザ登録は無料、お気軽にご参加下さい。閲覧の仕方、投稿の仕方が分かりづらいなどありましたら、このブログに是非その旨コメント下さい。回答するとともに、少しずつでも使いやすく改善していきたいと思っています。

ウィキクックレシピ(WikiCookRecipe)−みんなのレシピ みんなで料理−12月23〜24日のデータ

登録ユーザ数:48
食材ページ数(代表食材ページ数):1019(745)
食品成分ページ数:9
レシピ数:50
新着食材ページ:無し>
新着育て方ページ:無し
新着食品成分ページ:無し
新着レシピ:無し

この記事は、次のトラックバック・コミュニティにトラックバックしています。各コミュニティには、テーマに沿ったいろんな人のブログ記事が集まっています。興味のある方は覗いてみて下さい。
にほんブログ村 トラコミュ 食に関する本へ
 食に関する本 
にほんブログ村 トラコミュ 小麦へ
 小麦 
にほんブログ村 トラコミュ 食文化へ
 食文化 



 
 
 
posted by WCR管理人 at 17:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 食材
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。